





|
 |
院 長 コ ラ ム |

佐倉歯科口腔クリニック 〒330-0856埼玉県さいたま市大宮区三橋2-19-1 TEL:048-645-5558 FAX:048-645-5481 |

DATE |
タイトル |
2021/1/20 |
No366 アレンさんの歯 |
美容整形に約1億円を投じた"整形男子"として知られるアレンさんが1月18日、500万円以上掛けほぼジルコニアクラウンに入れ替えた歯に違和感があり結局取れてしまい付け直したという記事が載っていました。
アレンさんの白くキレイに並んだ歯は、上下8本、全16本をジルコニアクラウンに入れ替えることで作られたもので、掛かった費用は500万円以上。数多く受けた美容整形手術の中でも特にきつくて大変だったそうです。
18日に公開したブログエントリでは、数日前から前歯のブリッジ部分に揺れがあり、今にも外れそうだと報告。数年前にも同様の状況があり、精神的に参ったことを回顧しながら、すぐに歯科医に行く考えを「精神状態がまた、不安定になりそう」と憂鬱(ゆううつ)そうにつづっていました。
その後かかりつけの歯科医院に行きブリッジを付け直したようです。
治療自体は1時間ほどで終わったとして、強力なセメントで接着され数時間ぶりの白くキレイな歯を取り戻したアレンさん。「ブリッジの歯が揺れて、グラつき、ボロ突き上げるのは、懲り懲り人生」だと再発しないよう願いつつ、治療した医師への感謝をつづっています
アレンさんは治療した医師に対して感謝をつづっていますが、正確には医師でなく歯科医師がやった歯大工仕事(治療ではない)でしかありません。
治療というのは病気を治す行為であって、美容外科や審美歯科と称して歯を削ってしまうのは治療行為ではありません。
一般の方のほうがその行為の非医療性やリスクについて分かっているようでアレンさんの行為に対しては否定的な投稿が圧倒的に多いようです。
一部を紹介しますと
全身麻酔の手術を受けましたが、健康な人が健康な体を、わざわざ手術する意味がますます理解できなくなった気がする。健康な事ってありがたい事だよ。健康でも、幸せだと感じない人もいるから仕方がないのかな
残せる歯をわざわざ抜いてしまう事が信じられない
新庄やGACKTの歯を見て美しいと思わない…
白過ぎて逆に不自然で
自分の歯で一生食事できる事が幸せと思うけど…
80過ぎの祖母は虫歯になった事なく未だに全て自分の歯です
お煎餅食べている時の音が奥歯被せた私より
いい音です
やっぱり自分の歯で食べられるからか健康で
硬い物も平気で食べています
羨ましいくらいです
健康のための手術ならいざ知らず
美のために健康なものを取り除くなんて自分には理解できない世界
これらの考えがまっとうな人の反応ではないでしょうか
それが分からないのはアレンさんの歯を弄繰り回して口の中を壊している歯科医師だけでなく、多くの歯科医師も分かっていません。
審美歯科やインプラント、多くの歯列矯正は病気の治療でなく美容外科と同じ範疇だということを理解してください。
|
|
COPYRIGHT(C)2008 埼玉県さいたま市 佐倉歯科口腔クリニック ALL RIGHTS RESERVED.
|
|