佐倉歯科口腔クリニックは歯と口腔の医療をする診療所です。
むし歯 歯周病 歯科医院 大宮 佐倉歯科医院

むし歯 歯周病 歯科医院 大宮 佐倉歯科医院
歯科医療とはなにか
歯はなぜ抜かれてしまうのか
保険診療と自費診療の本当の違いは
歯科医院の選び方
専門医を考える
佐倉歯科お薦めの本

むし歯 歯周病 歯科医院 大宮 佐倉歯科医院
むし歯の治療
歯周病の治療
歯列矯正治療
顎機能不全症(顎関節症)の治療
予防歯科
良くかめる入れ歯

むし歯 歯周病 歯科医院 大宮 佐倉歯科医院
インプラント
審美歯科
PMTC
3Mix-MP療法
咬み合わせ治療
歯科治療Q&A

むし歯 歯周病 歯科医院 大宮 佐倉歯科医院
医院案内
院長コラム
歯科関係者の方へ
リンク集
お問い合わせ
個人情報の取り扱い

むし歯 歯周病 歯科医院 大宮 佐倉歯科医院

むし歯 歯周病 歯科クリニック 大宮 佐倉歯科口腔クリニック
                   院 長 コ ラ ム

佐倉歯科口腔クリニック  〒330-0856埼玉県さいたま市大宮区三橋2-19-1 TEL:048-645-5558 FAX:048-645-5481

DATE タイトル
2018/7/31 No322 骨粗鬆症の講演を聞いて


 大宮医師会主催の骨粗鬆症地域連携の講演会を聴講してきました。骨粗鬆症というのはご存知の方も多いと思いますが、骨強度(骨密度と骨皮質)の低下により骨折しやすくなった状態をいいます。

 講演会によりますと
・推定患者数は1280万人、うち女性は900万人
・症状としては円背、身長低下、腰背部痛などが起きて骨折にいたる
・女性は閉経後に特に進行しやすい
・遺伝的要素がある
・糖尿病、肺気腫、胃切除後、早期閉経などでなりやすい
などの特徴があります。

 この骨粗鬆症の治療薬としてよく使用されるのがビスホスホネート製剤と呼ばれる薬です。この薬を服用したり、注射投与されていますと歯科的に大きな問題が生ずる危険性があります。

 それは抜歯などの外科的な処置をした後に、治りが悪く顎の骨が壊死を起こしてしまう危険性があるのです。

 顎骨壊死はビスホスホネート製剤で0.01〜0.001%の発生率と言われていますから、発生の可能性はかなり低いのですが、ゼロではありませんので、歯科医も注意しなくてはならないのです。

 骨粗鬆症学会や骨代謝学会、口腔外科学会など医科歯科の関連6学会では骨吸収抑制薬関連顎骨壊死の病理と管理:顎骨壊死検討委員会を作り、ポジションペーパーを出しています。ポジションペーパーというのは公式見解のようなものと考えてください。

 その中には「骨吸収抑制薬の投与と歯科治療」という項目もあります。
「骨吸収抑薬薬投与前に主治医が患者に歯科受診により口腔衛生状態を改善するように依頼し、顎骨壊死発生の減少に努める。すべての歯科治療は骨吸収薬治療開始時の2週間前までに終えておくことが望ましい。―中略― 骨吸収抑制薬治療中は歯科医師による定期的な口腔診査を患者に対して推奨し、歯科医師は口腔内診査の結果を主治医に連絡する」と書かれています。

 しかし、私の診療所に来院する患者さんの中にもビスホスホネート製剤をはじめ骨吸収抑制薬を服用している患者さんはたくさんいますが、いままで整形外科の医師からポジションペーパーにあるような問い合わせを受けたことは一回しかありません。

 ほとんどの患者さんはリスクを知らずに、良くて薬局で歯科受診の際にはこのメモを見せるようにという注意書きをもらうくらいで終わっています。

 抜歯など外科的処置をする際に顎骨壊死についてのリスクを説明しますと多くの患者さんが知らなかったと大変驚かれます。

 そのような現状を今回の講演を行った整形外科の医師に質問しましたところ、その先生も必ず歯科医に紹介状を書くことはしていないが、歯科への受診は勧めているということでした。

 また、顎骨壊死のリスクは説明していないと言います。その理由はリスクを説明すると患者が服用しないケースも出てくるからということと、実際に発生する確率はかなり低いので説明していないようでした。

 毎日多くの骨粗鬆症の患者さんが来院されるでしょうから、その都度紹介状を書くわけにもいかないのでしょう。

 歯科医院では抜歯の際に顎骨壊死のリスクを極力抑えることを考えますが、万が一のことも考慮し、一応顎骨壊死のリスクを説明しますと、驚いて自分の判断で服用をやめてしまう患者さんもいたりします。 それもまた問題なのです。

COPYRIGHT(C)2008 埼玉県さいたま市 佐倉歯科口腔クリニック ALL RIGHTS RESERVED.