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インプラント

インプラントを入れる前に知っておいて欲しいこと
インプラントを入れた後、5年、10年、20年後どうなるか考えたことがありますか。
以下の3つの記事はいづれもインプラントが専門だと言っている歯科医師の発言です。
この事実を理解していない患者さんがほとんです。


インプラントはどのくらいもちますか?という質問に対して
セルフケア(日常の手入れ)とプロフェッショナルケア(主治医での定期健診)を守れば、インプラントの5年生存率は90数%  (上顎はやや劣る)のもちが期待できる治療法となってきています。           ・・・後略・・・・

と日本口腔インプラント学会認定医の福西啓八先生は答えています        (日本歯科評論2004年6月)


  
・・・前略・・・長い一生の間には天然歯を抜去しなければならないのと同様に、インプラント体を除去する時が来る。 インプラントの安全性を考えるときには除去するときの安全性、除去の原因、すなわちインプラントの経過不良時の状態を検証しておく必要がある。・・・後略・・・    
日本大学松戸歯学部インプラント診療科 加藤仁夫              (日本歯科医師会雑誌2004年4月)


  

 
治療前、インプラントが何年くらいもつか気になった患者さんへ、 広島大学歯学部赤川教授は「きちんと手入れをして使えば、10年」と答えている。
  読売新聞2007年8月3日
10年目以降はどうなるのか。除去することがここでも前提になっている。

  
インプラントは次の3つの段階のどれかに入っています。医学的に見て完全に健康な状態で管理されているインプラントは存在しません。

病的インプラント
インプラント周囲組織に明らかに病理的変化がみられるものの、それは静的であり、インプラントは臨床的には問題なく機能しています。

失敗しつつあるインプラント
病理的変化が進行しているものの、まだ臨床症状はないものです。

歯科医師と患者との間にトラブルが生じる失敗症例には通常この二つの失敗は含まれません。
なぜなら、この二つの種類の失敗は患者に「失敗」という認識をもたせないからです。

失敗インプラント
インプラントを支持している周囲組織(顎骨やその周囲の軟組織)に炎症が生じたり、さまざまな理由で組織の破壊が生じ、その結果、患者に疼痛やその他の不快症状が生じたり、インプラントが脱落してきます。

インプラントの成功とは
歯科界では、これまで口腔インプラントの「成功」というものをさまざまに定義してきていますが、その大多数は、インプラント植立後、長くとも5年間臨床的に不快症状がみられず、インプラントが機能していれば「成功」とするものです。

【インプラントの病理学】
井上先生という病理が専門の歯科医師は、病理学の立場で「インプラントは、上皮、結合組織および骨組織を積極的に断裂させる治療法で、いかなる場合もその回復はありえない」と述べ、「インプラントの終末像は皮膚のトゲと同じ範疇であることを忘れてはならない」と述べています。

☆インプラントの現実を知っておくこと☆
インプラントをやるかやらないかを最終的に決めるのは患者さん自身です。目先の良い点だけでなく将来のことも考えて判断する必要があります。最終的に問題が起きた時に大変な思いをするのも患者さん自身です。

☆鹿児島大学歯学部歯科麻酔科椙山加綱教授の意見☆
鹿児島大学歯科麻酔科 歯科麻酔全身管理学椙山 加綱教授が鹿児島県歯科医師会報に寄稿された一文の「インプラントの普及」という項の抜粋です。
            『インプラントの普及』
 さらに問題となるのはインプラントの普及である。最近、鹿児島大学病院歯科手術室でインプラント除去術が増加している。先日、10年前に某歯科医院でインプラント手術を受けたが、最近著しい動揺を認めるようになり、インプラントの除去が必要と言われた74歳の女性が当院を受診した。
 インプラントが動揺し始めた原因はいろいろ考えられるだろう。しかし、原因が何であれ、インプラントを除去しなければならないことは確かなことである。
 インプラントを埋入した後、10年、20年、30年経てば、患者は10歳、20歳、30歳、年を取る。インプラントが10年、20年、30年と長持ちすれば、患者は10歳、20歳、30歳、高齢になる。
 今後、超高齢化社会になり、患者の平均寿命が長くなれば、そして、脳卒中、右片麻痺、パーキンソン病、認知症を合併して寝たきりになれば、患者の口腔清掃状態はさらに悪くなるだろう。そうなると、歯科医師は仕方なくインプラントを除去しなければならなくなってしまう。そのとき患者は超高齢者になっていて、高血圧症、脳卒中、狭心症、糖尿病などの基礎疾患を合併しているだろう。
 ということは、インプラント埋入時よりもインプラント除去時の方が心臓発作や脳血管障害などが起こりやすくなるということになる。

 一生涯絶対大丈夫なインプラントなら理想的である。しかし、果たして現実はどうだろうか。もちろんインプラントの材質も埋入技術も今後ますます進歩するだろう。
 しかし、一方で平均寿命は確実に延びている。平成18年のわが国の平均寿命は女性で85歳、男性で75歳を超えた。
 この間、79歳の女性が来院した。60歳頃にインプラントを埋入したが、その後破折し、今後腫脹と自発痛があるという。口腔内精査の結果、除去術が必要と判断された。3年前に脳梗塞を発症し、現在抗血小板薬を内服している。昨年、糖尿病と診断された。全身的リスクを考慮して静脈内鎮静法で手術を行ったが、やはり除去術中に不正脈が頻発した。心室性期外収縮や上室性期外収縮が連発した。

 85歳の男性。20年前にインプラント埋入術を受けたが、今年になってインプラント周囲炎と診断され、除去術を行うことになった。心筋梗塞の既往があり、抗血栓薬、降圧薬、抗狭心症薬を服用しており、心臓弁膜症もある。つまり、実に皮肉なことなのだが、インプラントが長持ちすればするほど、そして、それ以上に長生きすればするほど、患者は超高齢者になり、合併基礎疾患が増加し、除去術中のリスクは増加するということになる。
 もしも除去術中に脳血管障害や心臓発作が起こったら、いったい誰の責任なのか。 除去しなければならないようなインプラントを埋入した前の歯科医師の責任か、口腔清掃を怠って周囲炎を起こしてしまった患者の責任か、あるいは除去術中に偶発症を予防できなかった歯科医師の責任か。

 最近、中高年のインプラント埋入術が普及している。10年後、20年後、30年後になって、高齢者や超高齢者のインプラント除去術が増加しないように祈るばかりである。

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