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                   院 長 コ ラ ム

佐倉歯科口腔クリニック  〒330-0856埼玉県さいたま市大宮区三橋2-19-1 TEL:048-645-5558 FAX:048-645-5481

DATE タイトル
2017/8/20 No300 歯髄細胞バンクの話


 先日送られてきたある雑誌に「歯髄細胞バンクから広がる新たな歯科医療」という記事が掲載されていました。

 ヒトiPS細胞などによる再生療法は現在多くの人に認知されていると思いますが、今度は抜歯した歯に由来する「歯髄細胞」を利用して再生医療を行おうという内容でした。
 歯髄というのは一般的に「神経」などと呼ばれている歯の中にある組織です。神経を取りますなどと言われた患者さんもいると思います。

 これまでの研究により歯髄細胞は培養すると、骨芽細胞、脂肪細胞、軟骨細胞など多種多様な細胞に変化することが分かっているそうです。神経細胞に変わることも可能で万能細胞というべき優れた性能を持っています。

 短期間で大量に増殖し安全性も高く、これまで医療廃棄物として処理されてきた抜歯した歯は再生医療に再利用するにあたり倫理的、医学的に障害になる問題もなく、利点の多い歯髄細胞は再生医療の切り札になり得ると著者は述べています。

 歯髄細胞を保存するための取り組みとして「歯髄細胞バンク」事業というのが始まっており、講習を受けると開業している歯科診療所の歯科医師でも認定医が得られるというのですが、認定の仕事は2つしかありません。

 一つは歯髄細胞バンクの説明を行い必要な手続きのサポートをすることもう一つは希望者の歯を抜歯して専用の容器に保存して歯髄細胞バンクに送ること、この二つだけです。

 この二つを行うことで新たな歯科医療が広がるというのでしょうか。
 大学病院などで行われている実験的な臨床研究は別にして、いわゆる歯科医療というのは多くの地域の診療所で行われています。

 歯髄細胞のよる再生医療が可能になればそれはすばらしいことだと思います。しかしそれによって歯科医療が大きく変化するとは考えられません。

 歯科医療というのはむし歯や歯周病を治し、口腔外科領域の病気も治し、そのうえで入れ歯を入れたりかぶせたりして噛めるようにすることが基本的な行為のはずです。

 しかし、むし歯や歯周病を治す気もなく、噛める入れ歯も作れず、インプラントや審美歯科に現を抜かす多くの歯科医師に対して新しい歯科医療が広がると言ったところで歯科医師のやることは変わらないと思います。

 そもそも、歯髄細胞バンクなどというものを考えている歯科医師自身が歯科医療とはなにかも分からず、入れ歯やインプラントなどのデンティストリー(歯大工仕事)から逃避することからこのような発想が出てきているのではないかと私は考えています。

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